「意見を言っても大丈夫」「ちょっとしたミスも共有できる」
そんな職場を作るキーワードとして最近よく耳にするのが”心理的安全性”です。
しかし、「大事なのはわかるけどどうやって高めたらいいのか?」という声も少なくありません。
特に中小企業では組織の人数が少ない分、
上司や同僚との関係性が職場全体の雰囲気に直結するため、
心理的安全性の確保は重要なテーマと言えます。
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このブログでは、大分県津久見市の吉田社会保険労務士事務所の担当織田が、
採用定着・労務トラブルの予防に役立つ情報をお届けしています。
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心理的安全性とは?
心理的安全性とは、「社員が気兼ねなく発言や質問・提案を行え、
互いに尊重し合える安心感のある状態」のことを言います。
これは単に”仲がいい職場”というわけではなく、立場や意見の違いを越えて
率直に話し合える関係性を指します。
こうした環境があることで、社員は新しいアイデアを出しやすくなり、
ミスが起きても早い段階で共有・改善できるようになります。
心理的安全性を高める3つのポイント
①経営層・管理職の「聞く姿勢」をつくる
心理的安全性の土台は、上司が"聞く姿勢"を示すことです。
「どうしてそう思ったの?」と意見の背景を尋ねたり、
「伝えてくれてありがとう」と受け止めることで、
社員は安心して声をあげられるようになります。
②日常的にコミュニケーションの場を設ける
心理的安全性は、会議や面談の場だけで育まれるものではありません。
ちょっとした雑談や声掛けの積み重ねが「伝えても大丈夫」という空気につながります。
1on1ミーティングなど、気軽に意見を交換できる場を設けるのもいいですね。
③ミスや課題を"責める"ではなく"共有する"文化に
心理的安全性が低いと社員が小さなミスを隠蔽してしまうことも。
ミスをしたときに「どうして?」「なんで?」と問い詰めるのではなく、
「次同じことが起きないようにどうするべきか」と考える。
そんな建設的な対話を重ねることが、心理的安全性を守るカギです。
早期に問題を共有できることは、結果として組織の成長にもつながります。
今日から取り組めるちょっとした工夫
心理的安全性を高める取り組みは、決して大がかりなものばかりではありません。
日常の中に少しずつ取り入れるだけでOKです!
・「ありがとう」を言葉にする習慣をつくる
当たり前のことでも感謝を伝えることで、
「認めてもらえた」と安心感が生まれます。
・ミスや課題は"個人"ではなく"チーム"で振り返る
失敗を共有する場を「責める場」にしないことが大切です。
原因や問題点を全員で共有し、同じ失敗をしないようにどうすべきか
次に生きる前向きな時間にしましょう。
・匿名アンケートを取り入れる
直接は言いづらいことも、匿名なら伝えやすく。
簡単なアンケートツール(Googleフォームなど)を使って定期的に意見を聞くことで
組織の課題を早めに把握することができます。
まとめ
育児・介護休業制度の整備など、制度面のサポートももちろん重要です。
ただし、制度があっても心理的安全性の低い職場だと
社員は声をあげづらく、制度が十分に活かされない可能性も。
制度と心理的安全性の両輪が揃うことで、社員が安心して働ける職場が実現します!
弊所では、心理的安全性をテーマにした社内研修や
制度の構築・改善に関するご相談も承っております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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